あばダチ後の新ゲ隼竜のお話できました

日記

隼人のお気持ち話、短いですが。

前にてがろぐで呟いていた、

「あばダチ後、疲弊しきった竜馬の心が分裂してさ、ちびっちゃい手乗り竜馬になって現世に現れたら…っていうのちょっと考えちゃった
ちびっちゃいから難しい会話とかできないし、竜馬本体が言って欲しくないこと(会いたいけど言ったらあいつら来そうだから絶対言わない、思わないようにと決めてる)は言わないんだけど、ふよふよ隼人や弁慶にまとわりついてさ
でもいずれは消えちゃう(戻っちゃう)から残されたふたりはまたつらくなっちゃうな……」

っていうネタのベースの設定を引っ張ってきました。竜馬はちびっちゃくないけど、何も物が言えない、隼人の言っていることを理解しきれない、っていう。

隼竜つきあっていた前提であばダチから数年後、相変わらず下駄線の研究に勤しんでいる隼人の元に、突然竜馬が現れて、毎夜訪ねてくるようになるっていうお話です。竜馬の意識体が出てくるのは『傷痕』と同じですが、少し雰囲気が違います。シリアス気味なのは同じ。
隼人が、下駄線が竜馬に化けているのか、と考えるシーンがあります。かつて早乙女博士の元に現れていた早乙女達人(第10・11話)は、下駄線が化けた姿だと思っている設定です。

タイトルは『言問夜話(ことといよばなし)』です。
「言問」は「物を尋ねること」「言葉を交わすこと」などで、古語だと「言問ひ」表記です。こっちも雰囲気あるな~と思ったのですが、「言問い」にするか後ろの「夜話」の漢字に合わせて「言問」表記にするか、で四文字熟語みたいにしてみました。
隼人がいろいろ訊ねるんだけど、竜馬本体から分離している竜馬の欠片にはその言葉が通じなくて、何も返事が返ってこないんですね。それでも隼人は言葉をかけるっていうネタが浮かんで、そこに「確か言問いって言葉があったような…」と検索をし、

名にし負はばいざ言問はむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと

という、在原業平が詠んだとされる歌が出てきました。
都という名であるならば(都の事情に詳しいだろうから)尋ねよう、都鳥よ。私の大事なあの人は無事でいるのかいないのかと。
という意味らしいです。

これめっちゃロマンチック。隼人じゃん。竜馬の消息を訊ねても、答えが返ってこないの。
だから最初は「ありやなしや」もタイトルに使えないかな~とか思ってました。でもそうするとちょっと長めタイトルになってしまう。もっとシンプルにしたいなあと考えて、「夜話」とつけました。『言問いは宙(そら)に溶けて』も候補だったんですけどね。若干違う感じかな~と思ってやめました。
ちなみに、「話」って「咄」と「噺」って漢字もあって面白い。「夜咄」って、冬に炉を囲んでする茶事って出てきて、ほえええ~ってなりました。日本語、いろいろある。
はい。
なお、「あばダチ後」ってタグをつけました。あばダチ後は、ほかには今のところ『花嵐のあとには』と『傷痕』のサンプルくらいですが、今後も書いていきたい。

今回のお話では竜馬の訪れは1か月ほどでなくなってしまうのですが、隼人と竜馬が、言語を通じての明瞭なやりとりはできていないけれども、お互いのことを深く大切に思っているんだな~っていうことが伝わったら嬉しいです。約5,000文字ちょい。

 

『言問夜話』

 

「いいね」ありがとうございました!!